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エコロジカルフットプリント【えころじかるふっとぷりんと】

エコロジカルフットプリントとは、地球の環境容量をあらわしている指標である。人間が活動することによって、環境に与えてしまう負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。一般には、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示される。エコロジカルフットプリントは、生産力と比較することによって、持続可能な利用ができているか、あるいは需要過剰となっていないかを明らかにする指標として使われている。

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エコロジカルフットプリントの歴史

概念は、1990年代初期にカナダの学者ウィリアム・リースとマティス・ワケナゲルにより、「収奪された環境収容力」として提唱された。ここでの「人間活動が地球環境を踏みつけにした足跡」という比喩に基づき、エコロジカルフットプリント(EF)」に用語が変更された。リースがEFに与えた定義は、「ある特定の地域の経済活動、またはある特定の物質水準の生活を営む人々の消費活動を永続的に支えるために必要とされる生産可能な土地および水域面積の合計」である。

エコロジカルフットプリントの算出方法

具体的なEFの算出は、土地の種類別の基本データを積算することによって行なわれる。耕作地、牧草地や森林、二酸化炭素吸収地などの面積を調べることにより積算される。ちなみに、日本のエコロジカルフットプリントは、実際の国土より遥かに大きいため、需要過剰となっていることがわかる。

エコロジカルフットプリントの利用

地球規模の環境問題に関する報告レポートである『生きている地球レポート』が、世界自然保護基金(WWF)によって1998年から隔年で発行されている。その中では、EFを用いた環境への負荷の分析が行なわれている。

エコロジカルフットプリントの限界と批判

面積などを積算しているにすぎず、人間活動を正確に測るには限界があったことや、技術革新、貿易などの観点を見込んでいないことから、このアプローチは批判されることが多くあった。しかし、積算の上需要過剰であったことが判明した場合に。警告を与える指標として有用であるという声もある。

問題

エコロジカルフットプリントについて、簡単に説明しなさい。

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