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キャッシュフロー計算書【きゃっしゅふろーけいさんしょ】

キャッシュとはお金のこと、フローとは流れのことで、キャッシュフローとは入ってくるお金と出ていくお金の流れのことである。キャッシュフロー計算書とはお金の流れを可視化した表のことである。キャッシュフローを見ることは、企業の経営がうまくいっているかを確認する方法の一つである。

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キャッシュフロー計算書の構造

企業には会計年度があり、それぞれの企業によって開始月が違う。例えば、12月が決算月の企業があるとすると、1月が期首、2~11月が期中、12月が期末となる。キャッシュフローは、期首(1月)のキャッシュの増減額+期中(2~11月)のキャッシュ残高=期末(12月末)のキャッシュ残高となる。正月の1月1日に付け始めたお小遣い帳を大晦日に確認すると、今年一年どんな物に、どのぐらいお金を使ったか、どれぐらいお小遣いが貰えたか、貯金が増えたかがはっきりするようなものだ。企業では、お金の使い道をはっきりさせるために、キャッシュフローを3つに分けている。それぞれ、営業用、投資用、財務用となっている。パン屋さんを例にそれぞれを見てみる。パン屋の本業はパンを売って稼ぐことだ。営業キャッシュフローはパンの代金(プラス)、材料費(マイナス)などが含まれる。投資キャッシュフローは、お店の前に置いた自動販売機の売上(プラス)と電気代(マイナス)など。財務キャッシュフローはお店を建てるために借りた借金の返済などとなる。キャッシュフロー計算書(Cash Flow)はC/FまたはCFと略されることがあり、上場企業が作成することを法律で義務としている財務諸表のひとつで、他に損益計算書(Profit and Loss、P/L)などがある。

キャッシュフロー計算書の読み方

お小遣い帳を一行ずつ読んでいくと、どんな生活をしている人物なのかが想像できてしまうように、企業のキャッシュフロー計算書を読み解いていくと、どのような活動をしているのかが分かってくる。一般的に優良な企業のキャッシュフローは営業用、投資用がプラス、財務用がマイナスの傾向がある。例えば、パン屋に現金払いのお客さんが毎日たくさん来て、ついでに自販機でジュースも買ってくれる。店舗建設費用や、設備に投資した分は銀行からの借入で、月々返済しているので財務キャッシュフローはマイナスだが結果としていつでも現金が残っていて、明日からの材料の仕入れにも困らない、というような場合が考えられる。逆に、パン屋にスーパーマーケットからの大口注文が入ったとする。毎日納品するが、支払は2か月に1回まとめてという契約だったとすると、パン屋は材料費を先に払うのでキャッシュフローがマイナスになる。スーパーマーケットからの支払いが遅れたりすると、パン屋はお店を建てた時の銀行の借金が返せなくなって、お店を差し押さえられ、営業できなくなったりする。これを黒字倒産と言う。毎月のキャッシュフロー計算書を確認していれば、こういった状況を確認できるので、経営としては先手を打って、活動することが出来る。例えば、現金払いしてくれる取引先を新たに探したり、銀行への返済期間を伸ばすことで金額を下げる交渉をしたりというような活動をすることが出来る。

問題

企業が保有している不動産から得た、本業とは異なる収入は、どのキャッシュフロー計算書に記入されるか。

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