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たたら【たたら】

日本の祖先が築きあげた日本独自の製鉄法で千年以上の歴史を持つ。「たたら」という言葉はふいご(製鉄の際、空気を送り込むため足で踏む板のこと)を意味する古い言葉。蹈鞴で鉄を吹くことから鉄を精錬する炉のことも「たたら」と呼ぶようになった。また炉全体を収める大きな家屋のことを高殿(たかどの)と呼ぶようになった。たたらは6世紀ころ(古墳時代後期)朝鮮半島から伝わった諸説あるが紀元前1500~2000年頃ヒッタイトで生まれた製鉄技術はインド・中国江南・朝鮮半島南部を経て日本へ伝わったと考えられる。

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製造方法

粘土製の炉の中に木炭を入れておいて点火、点火後は鞴(ふいご)で炉内に 風 を 送 り な が ら 木 炭 と 砂 鉄 を 交 互 に 上 か ら 加 え 続 け 、 炉 内 の 燃 焼反応による高温と炭素の還元力により砂鉄から酸素を奪うことで鋼が作られる。作業は火の加減を見ながら村下(たたら吹き最高責任者)の指示により木炭と砂鉄を交互に炉にくべてゆくことが殆ど。この際、風量が多いと炉の温度が高温になり少ないと低温で失敗となるため村下は鞴を踏む人にも慎重に指示を出す。炉に点火後1日が経過して火の色が山吹色になれば中間結果としては成功。この後も鞴の踏み具合を加減しながら木炭と砂鉄を交互にべてゆく。ときどき炉に穴をあけ、溶解した不純物(ノロ)を排出させる。ケラはノロの仲で成長するので排出する量は多すぎても少なすぎてもいけないとされている。火は3日3晩で下火となり高温で焼かれた炉は再利用されることなく破壊される。炉内の灰にまぎれた金属塊である「ケラ」が得られる。ケラは打ち砕かれて良質だが少量の「玉鋼」と大量の銑鉄である「ずく」が最終的に得られる。

炉特徴

炉は風上に炉口が来るよう斜面などに作られ炉口の反対側、木炭粉と石英でできた炉内床面の上に木炭と砂鉄を交互に層を形成して並べられ紫木なども加えられて準備が完了する。炉口から着火できる。火が消えて冷えれば還元鉄が得られる。

一代(ひとよ)で得られる鉄の量

一夜とはたたら製法の1操業のことを言う。籠もり期 →籠もり次期 →上り期 →下り期。この一夜で得られる量は1例として砂鉄13トン、木炭13トンに対しできるケラは2.8トン、ずくは0.8トンであり歩留まりで表せば28%と非常に悪い値である。このケラの仲から選別された良い部分は玉鋼と言われ日本刃など高級刃物の原料とされてきた。

問題

作業を何と言うか、またその作業にようする時間はど の程度か。

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