授業の要点が分かる学生のための学習辞典サイト

地域活性化【ちいきかっせいか】

地域活性化とは、地方自治体が地域の経済力の向上や、人の活動や流動、物流の増加などを目的として行う活動のことを言う。他の呼称として「地域おこし」「町おこし」などがある。様々な地域独自の特徴を活かすことで、独自ブランドを創出し、観光や特産品など、新しい価値を生み出そうとするものである。

関連した単語

地域活性化の背景

日本の高度経済成長期などにおいて、非常に産業が発展したという背景がある。その産業の発展に伴い、産業が活発化した地域(主に大都市圏や一部の地方地域)に大きな労働力が必要とされるようになった。それにより、産業力の小さな地方では人口流出が問題となっていた。さらにエネルギーの転換によって薪の需要減少や大型ショッピングモールなどの大規模商業施設が増加に伴う小売店などの廃業など、農村や漁村などで主力であった産業が軒並み廃れてゆくようになった。そうして廃れてゆくことによって、若年層がさらに都市部への憧れをもち、流出してゆき、逆に観客も廃れていては行く意欲も湧かなくなってくる。このような悪循環が地方の衰退の原因を作った。しかし、各地方には伝統的な文化が多くあり、それを存続してゆく必要があるという声が上がるようになった。そこから地方再建として「地域活性化」が始まった。

地域活性化の例

地域活性化の例としてよく見受けられるのは、「特産品の販売」、「独自文化の宣伝」を中心とした「イベント企画」や「観光資源の創出」であり、そのための再開発などである。特産品であれば、B級グルメなどが一般的であり、独自文化やイベントであればその地方に伝わる祭事や舞踊の披露などがあげられる。他にも「日本一○○な町」などの独自のブランドを創出することで価値を高めたり、自然環境の整備でホタルなどを再生し、それによって観光客を誘致するという例もある。

地域活性化の問題点

地域活性化のためによかれと判断されたが、結果悪影響を及ぼし、地域を疲弊させるような間違った活動も見受けられる。例えば、ある地域に新幹線を敷設することになり、その地域がそれに力を入れたとしても、例えばその地域に駅が出来なかったり、あまり列車が止まらなかった場合、かえって従来に比べて立ち寄る観光客が減るなどの恐れがある。他にも例えば、木材を大量に消費するような活動であれば、その資源の枯渇も問題となりうる。従って、重要な視点は「持続可能性」であると言える。その活動をすることで本当に地域の経済力が上がるのか、そしてそれを続けてゆけるのか、この2点を注意深く判断することが必要である。

問題

地域活性化の例を説明せよ

答えを見る

カテゴリ内ランキング

cacicoテキスト買取
cacicoテキスト