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拡張現実【かくちょうげんじつ】

拡張現実とは、Augmented Reality、略してARのこと。実世界の環境や物に、コンピューターで様々な情報を重ねて表示する技術、またその技術によって表される環境そのもののことを言う。視覚的な情報だけでなく、音声による聴覚的な情報、匂い・香りなどの嗅覚的な情報、触角、味覚を追加することも含まれる。

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拡張現実とバーチャルリアリティとの違い

拡張現実と似たような概念にバーチャルリアリティ(VR、人工現実感)があるが、Virtual Realityは完全にコンピューターの世界。これに対して、AR(Augmented Reality)は、現実環境がベースにあり、そこにコンピューター情報を付加したものである。したがって、ARとVRは共通性はあるが、かなり異なる概念である。

ロケーションベースARとビジョンベースAR

拡張現実のベース技術は2つあげられる。ロケーションベースARとビジョンベースARである。ロケーションベースARはGPSなど特定の位置情報を利用して情報を表示するものである。ビジョンベースARはさらにマーカー式、マーカーレス式と2つに分けられて、マーカー式は特定の図形などを認識して情報を表示するのに対し、マーカーレス式は現実の環境に実在する物体や空間を認識して情報を表示するものである。

携帯端末普及に伴う使用の広がり

90年代まで自動車・航空機製造産業や軍事産業で主に利用されてきた拡張現実だが、2000年代に入り携帯端末の普及に伴い一般への認知、利用が急速に広まった。 持ち運びができる携帯端末にカメラが付いて、スマートフォンの登場で様々な機能の一般への利用が手軽になりARもそのうちの一つとして身近になったようだ。 使用例としては、ARカーナビゲーションシステムや、印刷物にスマートフォンをかざすと動画などが配信されるAR広告等、車のショールームや設計図の3D表示、データを表示できるコンタクトレンズへの利用がある。 また、店舗に並んでいる商品に携帯を向けると、商品の詳細説明が見えるなど、オンラインショッピングでの商品試着では、洋服を実際に試着しないでも3D画像で着ているように見せることができる。これは、店舗では試着時間の減少による販売効率の向上や、オンラインショッピングではサイズ選びの間違いが減るなどで返品率の低下につながっている。 ほかにも、街中をカメラで写すと店舗情報を得られるものや、クーポンが手に入るサービス、子供向けカードゲームへの利用や、誰でも簡単にAR画像が作れるアプリも出てきている。

拡張現実の市場

2010年7月の推定では、日本におけるARの市場は、2015年には2009年の9倍に伸びるだろうと言われていて、高成長が期待されている。

カメラや動画機能使用における問題

拡張現実の課題になるのは、各種センサーの精度は発展途上なので、長さ高さ方角のずれなどが考えられること。カメラ式のタイプは、街中を歩きながら撮影するという行為があまり歓迎されないということなどがあげられる。

問題

拡張現実の技術であるロケーションベースARとビジョンベースARについて説明しなさい。

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