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目論見【もくろみ】

目論見とは、有価証券を発行する際に、投資家に有価証券の内容や発行会社の概要などを説明するために作成する文書である目論見書を指す。発行者に関する情報(発行者名・事業内容・資本構成・財務諸表等)や、当該有価証券に関する情報(発行総額・発行価格・利率・払込日・満期日等)、および引受に関する情報(引受人名・引受額・手数料等)が記載されている。目論見書が必要とされる有価証券は、株式や社債、投資信託証券であり、国債、政府保証債、地方債、金融債等は作成の必要はない。

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交付目論見書と請求目論見書

交付目論見書とは、公募投資信託において投資家に対して必ず交付される目論見書である。通常、目論見書といえばこれを指す場合が多い。当該投資信託に投資する投資家には販売前または同時に必ず渡す必要がある。 交付目論見書には、ファンドの目的、基本的性格、しくみ、投資方針、投資対象、運用体制、分配方針、投資制限といった基本的情報、投資リスク、申込に必要な情報、信託報酬や信託財産留保額等を含む費用や税金に関する情報、純資産の推移や分配・収益率の推移といった運用実績、組入銘柄を含む投資状況、信託約款の内容など、投資家がファンドを購入する際に最も重要となる情報が記載されている。いわば、「ファンドの説明書」である。 これに対して、請求目論見書とは、投資家から請求があった場合に交付される目論見書であり、交付目論見書に記載されていない、投資信託に関する詳細な情報が記載されている。ファンドの詳細な情報として、ファンドの沿革、ファンドの管理や運営についての概要、受益者の権利についての説明、貸借対照表や損益計算書等の財務諸表や純資産額計算書を含む、ファンドの経理状況などが詳しく記載されている。

目論見書の電子交付

近年目立つのが、目論見書の電子交付である。電子交付の方法は、以下の4つのうちから選択する。

  • 電子メールによって目論見書ファイルを送信する方法
  • 投資家がインターネットから目論見書ファイルをダウンロードする方法
  • 発行者が管理する投資家専用ファイルに目論見書データを置き、それを投資家が閲覧する方法
  • 発行者等のホームページにある閲覧ファイルを投資家が閲覧する方法
1の電子メールによる方法では、「(目論見書被提供者等の使用に係る電子計算機に備えられた)目論見書被提供者ファイルに記録する」ことが要件とされている。投資会社は、メールを送信しただけでなく、投資家のパソコン等へメールが到達したこと(添付ファイルで送った場合には、添付ファイルも含めて到達したこと)の確認が必要となる。ただし、投資家が自分のパソコンにダウンロードすること及びその確認までは求められていない。 なお、2にも同じ要件があるが、この場合には、投資会社が投資家にダウンロードしたことを確認することが必要となる。

問題

目論見書の発行に関する条文を述べよ

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