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ビッグイシュー【びっぐいっしゅー】

ビッグイシューはロンドンで1991年に誕生し、日本では2003年9月に創刊された雑誌であり、ホームレスの社会福祉情報のみならず、エンターテインメント情報などが盛り込まれている。ホームレスへの救済事業ではなく、仕事自体を提供し自立を図るものである。街頭でホームレスが手売りするという販売形態がとられている。

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ビッグイシュー活動の歴史と広まり

ビッグイシュー活動は国際的に有名な化粧品会社であるボディショップの創設者ゴードン・ロディック氏がニューヨークでホームレスの売るストリート新聞を見かけたことから始まった。彼は旧知の仲でありで後に『ビッグイシュー』の創始者となるジョン・バード氏にマーケティング調査を依頼し検証の末に、バード氏はビジネスとしてロンドンで十分な成果を収めることができるという結論を導いた。これがビッグイシューのはじまりであると言える。ホームレスの人の表現活動に焦点を当てる雑誌ではなく、誰もが継続して、買いたくなるような魅力的な雑誌を作成することで、ホームレスの人々にはその雑誌の販売に従事してもらうことを方針とし、1991年にロンドンで『ビッグイシュー』は創刊されたのである。

ビッグイシュー日本

2012年に行われた厚生労働省の調査において野宿生活者(ホームレス)のおよそ60%が労働に従事しており、さらにその30%の人は仕事をして自立したいと考えている現状がある。ビッグイシュー日本ではホームレスに対し、働き口とともに収入を得る機会を提供している。ビッグイシュー日本は自身を社会的企業と位置付けており、ビジネスの戦略と手法で様々な社会問題へ挑んでいる。また事業の拡大が成功すれば、ホームレスの仕事拡大に繋がることを視野にNPO法人ではなく有限会社として運営している。また、販売者であるホームレスは、自営業者として扱われており、2014年時点では1冊350円のビッグイシューを販売することで180円の収入を販売者であるホームレスが得られる仕組みがとられている。

ストリートペーパーの国際的な広まり

ロンドンで創刊された雑誌『ビッグイシュー』は現在では世界各地へとその活動を広めており、イギリスに4誌、アフリカからオセアニア、またアジアを合わせて9誌の雑誌を展開している。それぞれの雑誌は独立しているが、記事内容や情報交換などで協力体制が敷かれている。またこの国際ストリートペーパーネットワーク(以下、INSPと表記)現在スコットランドに拠点を置いており、スコットランド政府の大きな援助のもとで活動している。INSPはメンバーに対してアドバイス提供や情報交換のためのプラットフォームづくりなどの面で補助を行っており、新しいストリートペーパーの立ち上げ時には販売体制についてサポートやコンサルタントとなったりし、時には資金面や誌面作成などの援助も行っている。

問題

ホームレスによる雑誌「ビッグイシュー」の販売は彼らの救済のために行われている事業か?

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