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ベンチャーキャピタル【べんちゃーきゃぴたる】

高い成長が見込まれる未上場企業に対して、ハイリターンを狙って積極的な投資を行う、投資会社を指す。ベンチャーキャピタルは資金を投下するのと同時に、経営手法への介入等も行い、投資先企業の価値向上を図ることが多い。またベンチャー成長のための資金の多くがエクイティ(株式)投資の形で提供されている。

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ベンチャーキャピタルの歴史

今日のようなベンチャーキャピタルの形態は、第二次世界大戦後、戦争のために開発した技術をビジネス化するために、1946年にアメリカン・リサーチ・アンド・デベロップメント社が設立されたことに由来する。またインダストリアル・キャピタル社とパシフィック・コースト・エンターブライズ社というベンチャーキャピタルのパイオニアが誕生したのも同年である。50年代半ばになると内輪だけのネットワークに青年投資家達が参加し始め、技術系ベンチャー企業に投資するといいた源流が生まれた。その後、ベンチャーキャピタル・ファンドは数多く立ち上げられたが、1970年代後半に、キャピタル・ゲインに対する税率の引き下げや、年金基金の運用者がベンチャーキャピタル・ファンドなどリスクの高い資産に投資できるようになったことを機に機関投資家などの大口のマネーが流れ込むようになったことはベンチャーキャピタル業の拡大に一役買ったと言える。近頃のベンチャーキャピタルの歴史は、まだ浅いといえるが、1970年代のアメリカにおいて、世界的IT企業となったマイクロソフト、インテル、アップルコンピュータ等が、事業立ち上げ間もない頃にベンチャーキャピタルからの資金を受けて飛躍的な成長を遂げたことは周知の事実であり、ビジネスへの貢献度は決して低いとは言えない。

ベンチャーキャピタルの仕組み

ベンチャー企業からみれば、ベンチャーキャピタリストは投資家だが、資金の多くを提供している投資家は、年金ファンドといった機関投資家や事業会社といった戦略的な投資を目的とする機関である場合が多い。ベンチャーキャピタリストは投資家から預かったマネーをベンチャー企業に投資することによって、ベンチャーキャピタル・ファンドの運営を行なっている。ベンチャー企業は、ベンチャーキャピタルから資金を調達する際に自社の株式(エクイティ)を提供する。ベンチャーキャピタリストは、合併・買収(M&A: Merger & Acquisition)や株式公開(IPO: Initial Public Offering)を行うことによって、一般投資家及び事業会社などに、投資した価格よりも高い値でこの株式を売ることによって利益を生み出す。獲得した現金は、投資家とベンチャーキャピタルで配分するケースが多いが投資家は8割程度、ベンチャーキャピタリストに2割程度というような配分がとられるケースが多い。

問題

ベンチャーキャピタルの投資対象企業とはどのような企業か。また利益獲得の方法について簡潔に述べよ。

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